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2004年08月03日

CMプランナー野澤友宏氏

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ホストは湯山先生。授業内ゲストは新進気鋭のCMプランナー、コピーライターとして活躍されている(2002年度、TCC新人賞受賞電通の野澤友宏氏。まず、野澤氏の手がけたCMを集めたビデオを全員で観る。マツモトキヨシ「現金ポイントカード篇」、オロナインH軟膏「傷だらけの青春篇」大塚製薬)、風水彩香「新芳香剤 金運/厄除け開運篇」
白元)どれも頻繁にオンエアされているCMである。どの作品も基調にそこはかとないユーモアがある。また、同時に懐かしさを感じさせる映像の作りがなされている。

まず、湯山先生による野澤氏へのインタビュー。東大の大学院でどちらかといえば地味な国文学を専攻していた野澤氏が、どういう経緯で広告という似ても似つかない華やかな業界に入ったのか、その周辺から湯山先生の質問は始まった。その後、CMを撮影する監督を選ぶ時の決め手、アイデアの作り方、クライアントとの関係や広告制作における裏話的なものも野澤氏はインタビューの中で披露してくれた。

 基本的には、湯山先生の質問に一つ一つ誠実に答えられ、それほど口数が多くはないという印象を野沢氏からは受けた。しかし、話を展開する上で必要とあれば、正確なデータ、もしくは洗練された実例や具体例が次々と出てくるのがいかにもプロの広告プランナーという感じがした。また、クライアントに対して何百何千回ものプレゼンテーションを経験されているからだと推察されるが、話の内容に厚みというか立体感を持たせるのがすごくうまいと感じた。聞く者のこころをぐいぐいと、ぐいぐいとつかんでいく感じだ。nozawa250.jpg

 次に、学生代表3人によるインタビューが行われた。インタビュー終了後、野澤氏に教室から大きな拍手が送られた。普段なら授業はここで終わりだが、インタビュー終了後、ある学生が自分で携帯電話のマナー広告の広告プランを作ってきたので是非観てほしいという申し出があった。野澤氏も見てみたいとおっしゃってくれたので、その学生はすぐに簡易プレゼンを行った。それから教室にいた他の学生と湯山先生を含めて、その広告をよりよくインパクトあるものにするにはどうしたらいいか、ということが真剣に話し合われた。野澤氏は黒板にCMコンテの案を絵入りでわかりやすく書いてくれた。次に教室全体の意見を集約しつつも、CM制作のプロの立場から具体的な提案とアドヴァイスをくれた。その中には、アイデアをヴィジュアライズし、余分なものや見るものに混乱を呼び起こすような情報を削ぎ落とし、訴えたい点を強調しインパクトのあるものにしていく、という一連のプロセスがあった。そして、最終的には学生の広告プランを、より洗練された一つの形として提示してくれた。その手際は非常に鮮やかで、再び教室は大きな拍手に包まれた。

 ちなみに授業後、学生に課された課題は「全国豆腐普及協会」もしくは雑誌「Switch」の広告、または広告プランを制作することである。

投稿者: 日時: 2004年08月03日 01:33 | | コメント (0) | トラックバック (0)

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